<男子テニス:マスターズ上海大会>◇14日◇上海

 シングルス準々決勝で世界ランキング47位の錦織圭(21=ソニー)が同18位で第12シードのアレクサンドル・ドルゴポロフ(ウクライナ)に6-4、6-3で快勝し、準決勝に進出した。マスターズ・シリーズは4大大会などに続いて権威のある大会。準決勝では前週の楽天ジャパン・オープンを制した第2シードのアンディ・マリー(英国)とマシュー・エブデン(オーストラリア)の勝者と対戦する。

 錦織は第1セット、深いストロークにネットプレーを絡めて主導権を握った。第2セットも安定したショットをし、相手はミスが目立った。

 錦織は大会後の17日付の世界ランキングで、日本男子最高位の46位を更新することが確実となっている。

 錦織圭の話

 弾むボールなので攻めすぎてミスしないように、我慢して戦った。ベスト4は正直びっくりしているが、自分のポテンシャルを確認できた意味ではうれしい。