<世界体操>◇最終日◇16日◇東京体育館

 種目別決勝を行い、沖口誠(25=コナミ)が、跳馬で銅メダルに輝いた。2度の演技の平均で競われ、1回目で伸身カサマツ跳び2回ひねり(ロペス)、2回目は前転跳び前方伸身宙返り2回半ひねり(ヨー2)に挑戦。ともに着地はわずかにずれたものの、難度の高い技で平均16・291点をたたき出した。前日には所属クラブの後輩、内村航平(22)が床運動で金、山室光史(同)もつり輪で銅メダルを獲得。先輩も続き、個人では自身世界大会初のメダルとなった。

 今大会で銀メダルだった団体総合の金メダルを獲得することが、来年のロンドン五輪での目標になる。そのためには、決勝で6種目すべてに出場した内村の負担を減らすことを課題に挙げた。「床(運動)と跳馬で航平より高い点を取りたい。つり輪もできれば、負担を減らせるかなと思う」。梁鶴善(18=韓国)が16・566で金メダルを獲得した。