<女子テニス:HPジャパン女子オープン>◇最終日◇16日◇大阪・靱テニスセンター

 クルム伊達公子(41=エステティックTBC)と張帥(22=中国)にとっては記念の優勝になった。ダブルス決勝でバニア・キング(米国)ヤロスラワ・シュウェドワ(カザフスタン)組を7-5、3-6からのタイブレークで11-9として勝利。クルム伊達は「私にとって再チャレンジして最初のダブルスでの1勝。彼女にはWTA(女子テニス協会)ツアーで最初の1勝です」と笑みを浮かべた。

 1月の全豪オープンでクルム伊達を口説き、ペア結成にこぎ着けた張帥は「相手はとても強くてうまかった。私はハッピーでラッキーです」と声を弾ませた。ツアーのダブルスでは、ナブラチロワ(米国)が49歳で優勝した記録がある。クルム伊達は「今のところはシングルスありきのダブルス。もうちょっとシングルスやって…」と言いながら「今は本当にダブルスが楽しくなってきた」と話していた。