柔道の世界無差別選手権(29、30日、ロシア・チュメニ)に出場する男子代表の4人が22日、東京・国士舘大で汗を流した。8月の世界選手権で初戦敗退の屈辱を喫した上川大樹(21=明大)は、全治約1カ月と診断された右肩痛をおしての出場になるが「痛みがなくなれば、いける。立ち向かって頑張る」と雪辱を期した。

 同じく8月の世界選手権で結果を残せなかった鈴木桂治(31=国士舘大教)も古傷の左肘痛が再発しているが「調子は20%。でも、勝つことはいくらでもできる」と巻き返しを誓った。

 また、高橋和彦(26=新日鉄)は「久しぶりの大きな大会。頑張るしかない」と決意し、立山広喜(25=日本中央競馬会)は「これが最後なんだという気持ちで行く」と崖っぷちを強調した。