ハンドボール女子日本代表が22日、中国でのロンドン五輪アジア予選を終え、羽田空港着の航空機で帰国した。21日の韓国に敗れて2位に終わり、出場権獲得は持ち越しになった。来年5月の世界最終予選への出場権は得たものの、黄慶泳監督は「この大会で1位になることが目標だっただけに残念。満足していない」と、悔しさをにじませた。韓国戦で速攻を止められて逆転負けしたことを反省し、攻撃のバリエーション増加と、精神面の強化を課題に挙げた。

 チームはいったん解散し、選手たちは29日からの国内リーグ開幕に備える。主将の藤井紫緒(26=オムロン)は「休みなしですね。あの監督ですし…」と、所属先のヘッドコーチも兼務する黄監督を見やって苦笑いしていた。