ロンドン五輪で日本選手団長を務める日本オリンピック委員会(JOC)の上村春樹選手強化本部長は9日、同五輪の選手村近くに設置する日本選手の支援拠点「マルチサポートハウス」内に、柔道やレスリングなど一部競技のための練習場を設ける考えを明らかにした。

 上村本部長や有望競技団体の代表者ら約40人は、8日に同ハウスを設置する施設を視察。同ハウスは選手のコンディション調整や映像分析などを行うのが目的だが、上村本部長は「(選手村から)近い。みんなで融通して(練習場を)使えたらいい」と指摘した。9日には選手村を視察したが、まだ工事が続いており「これから何回か見に来なければならない」と話した。