<重量挙げ:世界選手権>◇最終日◇13日◇パリ

 来年のロンドン五輪出場枠を懸けた世界選手権最終日が行われ、日本女子は五輪出場3枠を確保できる見通しとなった。日本重量挙げ協会の篠宮稔専務理事は選考基準に基づき、53キロ級で昨年5位となり、今大会も6位に入賞した三宅宏実(いちご)を代表に選出することを明らかにした。三宅は3大会連続の五輪出場となる。

 国際重量挙げ連盟は、五輪出場枠を決める各国・地域の暫定順位を発表し、日本は女子が3枠を獲得できる10位で、男子はゼロの26位だった。最終順位はドーピング検査の結果などを経て決まる。日本協会は女子が3枠を獲得した場合、過去2回の世界選手権の結果で1人を選ぶことを決めていた。

 同日は、女子75キロ超級の嶋本麻美(金沢学院大職)がトータルで260キロの日本新記録をマークし、7位に入った。城内史子(金沢学院大職)は12位。男子105キロ超級の太田和臣(九州国際大職)は18位だった。