日本オリンピック委員会(JOC)の塚原光男選手強化副本部長は14日、ことしの各競技の世界選手権の結果を踏まえ、来年のロンドン五輪の金メダル獲得数で世界5位という目標を達成するためには「もうちょっと頑張らないと駄目だ」と語った。

 JOCは同日の選手強化本部常任委員会で、強化費配分など必要なサポート態勢を築くため、メダルが有望な選手の指導者に年明けからヒアリングを実施することを決めた。トップ選手が練習に集中しやすい環境をつくるため、競技団体には東京都の味の素ナショナルトレーニングセンターを利用する選手を絞り込むよう通知する。

 塚原副本部長は「北京五輪の時のような取りこぼしがないようにしたい。メダルの可能性がある選手をさらに絞り込み、徹底的に支援したい」と述べた。