トランポリンの世界選手権は17日に英国のバーミンガムで開幕し、ロンドン五輪出場枠を懸けた男女個人の予選を実施する。16日は試合会場で公式練習があった。

 ともに故障を抱えながらの出場となる27歳のベテラン、上山容弘(大体大大学院)と外村哲也(JPT)は、対照的な表情で最終調整を終えた。

 上山は10月初旬に左足首を痛めたが「何とか行けるところまで整ってきた」と明るい面持ち。「とりあえず予選通過。それしか考えていない」と、五輪出場枠の確保に照準を合わせた。

 9月に首を痛めた外村は跳躍が安定せず、声を荒らげていらだつ場面も。練習中は首を気にするそぶりを見せ、表情も険しかった。