トランポリンの世界選手権は17日に英国のバーミンガムで開幕し、ロンドン五輪出場枠を懸けた男女個人の予選を実施する。16日は試合会場で公式練習があった。

 決勝進出が最大目標となる女子の岸彩乃(金沢学院大ク)は、大会初日がヤマ場。「みんなが予選通過を狙っていて厳しい部分もあると思うが、気持ちだけは負けたくない」と笑顔の奥に闘志を燃やした。

 日本女子はトランポリンが新たに採用された2000年シドニー五輪から3大会連続で出場している。04年アテネ、08年北京の両五輪で代表だった27歳の広田遥が今季現役を退き、19歳の岸が新エースとして重責を担う。