東京マラソン財団は19日、ことしの東京マラソンなどで集まった寄付金のうち734万8865円を、建築家の安藤忠雄さんらが震災で家族を失った子どものために設立した「桃・柿育英会

 東日本大震災遺児育英資金」に寄付した。

 大阪市内で目録を手渡した東京マラソン財団の帖佐寛章理事長は「社会貢献するにはどうしたらいいかを考え、安藤さんに感銘を受けてわずかながら贈呈させていただくことにした」と説明。安藤さんは「遺児育英資金を思い付いたのは、被災地で遺児を見てこの子たちがどう生きていくのだろうと思ったから」と話した。