<関東大学ラグビー対抗戦:帝京大17-8明大>◇20日◇東京・秩父宮

 帝京大に屈した明大の吉田義人監督(42)は「非常に悔しい。明治のラグビーができなかった」。13年ぶりの優勝を意識して固くなったのか、前半はミスを連発して失点。後半はラインアウトからモールを押し込んでトライを奪うなど明治らしさも出たが、その後の猛攻は実らなかった。CTB溝口裕哉主将(4年)は相手ペナルティーのチャンスにPGを選択せずにFW戦に固執したことを振り返って「狙っておくべきだった」と反省。吉田監督は主将の判断を尊重しながらも「私は経験もあるので、彼と話をしていきたい」と、早明戦、さらに大学選手権をにらんで話していた。