27日に閉幕したフィギュアのロシア杯で、3季ぶりのGPシリーズ優勝を遂げた浅田真央(21=中京大)が29日、成田空港に凱旋(がいせん)帰国した。今大会では、武器のトリプルアクセル(3回転半ジャンプ)を完全に封印したが、12月8日に開幕するGPファイナル(カナダ・ケベック)では「優勝といういい結果で、ファイナルに向けて良い流れを作れた。精いっぱいの努力をしたい」と、3回転半復活も視野に入れた。

 また同日に、日本男子最年少でGPシリーズ初優勝を遂げた男子の羽生結弦(16=東北高)も帰国。仙台出身のため「こういう結果を残していって、少しでも被災した方が元気になればうれしい」と話した。