スピードスケートの全日本選手権は17日、青森県の八戸市長根リンクで開幕する。16日は雪がちらつく中、会場の屋外リンクで公式練習があり、女子で初優勝を狙う17歳の高木美帆(北海道・帯広南商高)らが最終調整した。

 女子で前回4位の高木は500メートル、1500メートルでいかに“貯金”できるかがポイントとなる。ところが、500メートルの感触が良くないという。昨季はスピード強化のために力を入れたが、今季は記録会で滑った程度で「うまく滑れない。脚に伝わってくる感覚が全然違う」と首をかしげた。

 屋外リンクのレースも約1年ぶりという。雪の中で入念に調整したホープは「条件はほかの選手も同じ。1つでも上の順位に行けるようにしたい」と気合を入れた。