内村が満面の笑みを浮かべた。コナミ体操競技部が16日、埼玉・草加市内で練習を公開。前日15日にロンドン五輪代表に内定し、コナミの加藤監督から連絡を受けた個人総合世界王者の内村航平(23)は「すごくいい知らせで、にやけが止まらなかった」。すぐに、両親にも電話で伝えた。

 五輪代表選考大会でもある来年4月の全日本、同5月のNHK杯(ともに東京・代々木第1)では「オリンピックで演技予定のDスコア(演技価値点)を上げた構成を試すのもいいかも」と、内定者の特権として、五輪に向けて準備を予定している。

 この日は、あん馬の練習で左手薬指をつき指。その後の練習を休んだが「ずっと試合が続いていたので、休めって言っていると思う」と来年1月中旬までは、ゆっくり過ごす予定だ。