日本のアルペンスキー史上ただ1人の五輪メダリストで、国際オリンピック委員会(IOC)委員の猪谷千春氏(80)が、東京都スキー連盟の会長に就任することが17日、分かった。取材に対し「来年8月に(連盟が)公益法人へ移行する際に就任する。スキースポーツが低迷する中で、活性化のお役に立ちたい」と述べた。

 猪谷氏は1956年コルティナダンペッツォ冬季五輪の男子回転で銀メダルを獲得した。82年から務めるIOC委員は80歳定年制により今月末で退任する。