<ラグビー大学選手権:関東学院大28-26早大>◇準々決勝◇25日◇東京・秩父宮ラグビー場

 関東学院大が、優勝した06年度以来の4強入りを果たした。

 序盤に6点を先制されたものの、前半26分にターンオーバーから、FWの密集戦にBKも加わり、プロップ田中圭一主将(4年)がトライ(ゴール成功)。勢いに乗って、さらに2トライを重ね、前半を21-6で終えた。

 後半序盤には早大の反撃に遭い、14分には21-21に追いつかれるが、「ハーフタイムに『0-0の気持ちでやろう』と言っていたので、同点にされても動揺はなかった」(田中)。トライ数でも上回っていたことも、落ち着きにつながった。28分には、早大の反則を誘って、ラインアウトからモールで押し、NO8安井健太(4年)がトライ(ゴール成功)。結局、2点差で競り勝った。

 桜井勝則監督は「早稲田は力のあるチーム。それに対し、FW、BKともに前に出ることにこだわってくれた。準決勝ではこれ以上のゲームができるよう、頑張ります」と話していた。