和歌山県は28日、ハンドボールの大会で同県橋本市に宿泊していた女子高校生138人が、発熱や下痢、嘔吐(おうと)などの食中毒とみられる症状を訴えたと発表した。重症者はなく、快方に向かっている。

 県によると、症状を訴えたのは26日から開かれている「紀の国ウインターカップハンドボール大会」に参加するため、橋本市の「紀北青少年の家」に宿泊していた東京や愛知など13都県の254人の一部。ビュッフェ形式の食堂で食事していた。同施設は食堂の営業を自粛した。

 大会は29日まで4日間の開催予定だったが、28日は中止、29日以降の開催も決まっていない。