<W杯スキー:ジャンプ>◇29日◇ドイツ・オーベルストドルフ

 年末年始恒例のジャンプ週間開幕戦を兼ねた個人第8戦(HS137メートル、K点120メートル)を行い、グレゴア・シュリーレンツァウアー(オーストリア)が2回目に137・5メートルの大飛躍を決め、283・3点で今季2勝目、歴代単独3位となる通算37勝目を挙げた。

 シュリーレンツァウアーが初のジャンプ週間総合優勝に向けて好スタートを切った。2位に18・1点の大差をつけ「とてもうれしい。この勝利で自信が増した」と笑った。

 実は1回目に強い追い風にたたかれて失速していた。しかし飛び直しで救われ、再スタートでは133メートルをマーク。2回目に137・5メートルの大ジャンプで逆転勝ちした。「信じられない1日。適切な判断をした審判団に感謝したい」と述べた。