フィギュアスケートの浅田真央(21)が2月8日に刊行する予定だった初のエッセー「大丈夫、きっと明日はできる」が発売中止になったことが12日、分かった。浅田は自身のホームページで「本の宣伝、告知について、私の思いと異なるもので進められた」と説明している。

 版元のポプラ社などによると、同書にはスケートに取り組む浅田の姿勢や思いのほか、昨年12月に亡くなった母親への感謝の言葉などがつづられ、既に10万部を超える予約が入っていた。昨年末に作成した告知ポスターで強調された「ママ、ほんとうにありがとう」の文言などが、浅田の本意でなかったという。

 ポプラ社は「一部宣伝方法に著者ご本人の意にそぐわない部分があった。多大なご迷惑をおかけして申し訳ない」としている。