原則14~18歳を対象に五輪精神の教育もする第1回冬季ユース五輪は13日、オーストリアのインスブルックで開会式を行い、開幕した。70カ国・地域から約1000人の選手が22日まで冬季五輪と同じ7競技で競う。

 1964、76年冬季五輪でスキーのジャンプを行ったベルクイーゼル競技場での開会式では、主将の山元豪(富山・雄山高)ジャンプ女子の高梨沙羅(北海道・上川中)ら日本選手団が行進した後、旗手の菊池純礼(長野・小海高)は他国の旗手とともに入場した。

 選手は自分の競技終了後も滞在し文化教育プログラムに参加。国際オリンピック委員会(IOC)のロゲ会長は「君たちは競い合うためだけでなく、互いから学ぶために来た。ここで培う友情は生涯続く」と演説した。