原則14~18歳を対象に五輪精神の教育もする第1回冬季ユース五輪は13日、オーストリアのインスブルックで開会式を行い、開幕した。

 東日本大震災で被災した岩手、宮城、福島各県の中学生13人が開会式を見学し、若者たちの華やかな祭典に感銘を受けた様子だった。

 アルペンスキーをしている福島県会津若松四中3年の五十嵐開君は「自分と同年代の人たちがこんな大舞台に立っていてうらやましい。次は自分も選手で出たい」と話した。16日まで滞在し、文化教育プログラムに参加する。盛岡市立北陵中1年の佐々木双葉さんは「世界の人たちと交流を深めたい」と目を輝かせた。(共同)