大けがを乗り越え、昨秋に実戦復帰した植松鉱治が初の五輪代表入りに自信を示した。2010年世界選手権で個人総合8位に入った25歳のオールラウンダーは「恐怖心は一切ない。負傷前と同じ感覚でやっている」と完全復活をアピールした。

 日本体操協会が床運動と鉄棒を重視した五輪男子代表選考方法を決定し、鉄棒が得意な植松には有利になったが「6種目やって体操。五輪で個人総合の2、3位も目指せる」と目標は高い。試合感覚を取り戻すために3月の国際大会に出場し、勝負の選考会を迎える。