<卓球:全日本選手権>◇3日目◇19日◇東京体育館

 女子シングルスで、小学6年生の加藤美優(12=TKOク)が4回戦でシードの伊積ひかり(21=東京富士大)を4-1で破った。小学生の5回戦(32強)進出は福原以来で、1大会4勝は福原らの3勝を上回り、最多となった。

 ロンドン五輪代表の福原愛(23=ANA)と石川佳純(18=全農)は初戦の4回戦に登場し、ともに完勝した。福原は昨年のジュニア女子を制した三宅菜津美(就実高)に1ゲーム目を落とすも4-1で突き放し、石川は小室聖(新星ク)にストレート勝ちした。

 11歳の小学5年生コンビの平野美宇(ミキハウスJSC)と伊藤美誠(豊田町スポ少)は3回戦で敗退。ジュニアでは、平野が4強に進むも、伊藤は準々決勝で敗れた。

 男子シングルスは1、2回戦を行い、小学6年生の出雲卓斗(12=鳥屋クジュニア)が3回戦に進んだ。日本卓球協会によると、小学生の勝利は初めてで、史上最年少勝利となった。