<W杯スキー:エアリアル>◇20日◇米ニューヨーク州レークプラシッド

 エアリアル第2戦を行い、今季開幕戦で日本男子初の3位に入賞した田原直哉(徳洲会)は予選で88・72点の21位に終わり、上位12人による決勝に進めなかった。

 田原は日本男子で初めて3位に入賞した開幕戦の勢いを持続できず「コンスタントに上位に残る力がない」と結果を冷静に受け止めた。

 トップ選手と同じように大技の後方3回転4回ひねりに挑んだが、ジャンプの高さと回転の速さがかみ合わず、着地で尻もちをついた。

 2006年に体操からエアリアルに転向した31歳。一昨年のバンクーバー五輪には出場できず、14年ソチ五輪を目指して現役を続けている。昨夏からカナダ代表と練習して技術を磨くベテランは「今季は内容を重視して、来季につなげたい」と話した