<卓球:全日本選手権>◇最終日◇22日◇東京体育館

 男子シングルス決勝は18歳の吉村真晴(山口・野田学園高)が、6連覇を狙ったロンドン五輪代表の水谷隼(明大)を4-3で下し、同種目で水谷以来となる史上2人目の高校生日本一に輝いた。

 吉村は積極的な攻撃で第1、2ゲームを連取。第5ゲームも奪い、最終ゲームでは3度のマッチポイントをしのぎ、7-10からの5連続得点で大逆転した。ジュニアの部で3連覇した17歳の丹羽孝希(青森山田高)は準々決勝で敗退した。

 女子ダブルスは藤井寛子、若宮三紗子組(日本生命)が3連覇し、女子シングルスで初優勝した福原愛(ANA)と石川佳純(全農)の五輪代表2人のペアは準々決勝で藤井、若宮組に2-3で敗れた。