<テニス:全豪オープン>◇9日目◇24日◇オーストラリア、メルボルン・ナショナルテニスセンター◇混合ダブルス2回戦

 

 夢のダブルスが力尽きた。戦後、日本男子としては4大大会史上2人目のベスト8に進んだ錦織圭(22=フリー)と、元世界4位のクルム伊達公子(41=エステティックTBC)組の混合ダブルスは、ダニエレ・ブラッキアリ、ロベルタ・ビンチ(イタリア)組に3-6、6-7のストレートで敗れ、ベスト8進出はならなかった。

 敗れはしたが、初のペアながら初戦で昨年の全米準優勝を破る金星に、錦織は「もっと上に行きたかったが、1回戦も勝てたので良かった」。クルム伊達も「楽しんでできた。あとは、錦織君に頑張ってもらいたい」とエールを送った。

 錦織は25日、全豪では自身初のセンターコートで世界4位のアンディ・マリー(英国)と対戦する。勝てば、4大大会では1933年ウィンブルドンの佐藤次郎以来、全豪では32年佐藤以来の日本男子ベスト4進出となる。