<ラグビー:トップリーグ・NTTドコモ28-19NEC>◇第12節◇初日◇28日◇東京・秩父宮ラグビー場

 NTTドコモは4位NECを下し、順位こそ12位と変わらなかったが、勝ち点を14に伸ばした。

 昨年12月11日の神戸製鋼戦で勝った後、前節まで5連敗。しかもこの日の第1試合でホンダが勝ったこともあって、WTB平瀬健志主将は「これがラストチャンス。泥くさく、痛いプレーをしていこう」と、臨んだという。

 平瀬は神戸製鋼戦後、戦列を離れており、これが復帰戦。相対するのがトライランク1位の大型WTBネマニ・ナドロだっただけに「僕が止めなければ」と、さらに気合が入ったようだ。後半34分には、自陣ゴール前に攻め込まれるピンチに、相手のパスを狙い澄ましてインターセプト。90メートルを走りきり、勝負を決定付けるトライを奪う活躍だった。