<W杯スキー:ジャンプ>◇28日◇札幌市大倉山(HS134メートル、K点120メートル)

 伊東大貴(雪印メグミルク)が134メートル、130メートルを飛び、アンデシュ・バルダル(ノルウェー)に0・1点差の252・6点でW杯初優勝した。

 これまでW杯ジャンプで優勝経験のある日本選手は11人おり、最多は葛西と船木和喜の15勝で、原田雅彦の9勝と続く。ほかの複数優勝者は4勝の岡部、秋元正博、2勝の東輝、斎藤浩哉。

 W杯にジャンプが導入された1979~80年シーズンに秋元と八木弘和が勝った。長野冬季五輪のあった97~98年は船木と原田が5勝するなど日本は12勝と他を圧倒した。翌季に葛西が日本選手シーズン最多の6勝を挙げた。09年3月、当時38歳4カ月の岡部は4勝目を最年長優勝で飾った。