アマチュアボクシングの全日本女子選手権兼ロンドン五輪予選日本代表派遣選手選考会が8日、広島市中区スポーツセンターで開幕した。開会式の前には組み合わせ抽選が行われ、五輪実施階級のミドル級(リミット75キロ)には、お笑いコンビ「南海キャンディーズ」のしずちゃんこと山崎静代(33=よしもとクリエイティブエージェンシー)ら3人がエントリー。山崎は11日の決勝で、鈴木佐弥子(春風鍼灸治療院)と石井智紋(福山平成大ボクシング部コーチ)の勝者と戦うことになった。

 山崎は「今回の全日本選手権が、まず五輪への第1歩なので、しっかりと勝ちたいと思います。相手は勢いづいて来ると思うので、相手に流されないよう、合わせないように勝とうと思います」と意気込んだ。

 女子ボクシングはロンドン五輪で初めて採用され、ミドル級とフライ級(リミット51キロ)、ライト級(リミット60キロ)の3階級が実施される。日本ボクシング連盟は、今大会最終日の11日に「世界と戦える」と判断された各階級1人を世界選手権(5月、中国)代表に選出。そこでベスト8に入れば、五輪代表に内定する。