全日本スキー連盟(SAJ)で2010年10月の会長選出手続きに不備があったとして、鈴木洋一会長と、会長が推薦した理事5人がその地位にないことの確認を、評議員ら25人が求めた訴訟の控訴審判決で、東京高裁(設楽隆一裁判長)は9日、「手続きに瑕疵(かし)はあるが、特段の事情があり有効」として、選任を無効とした一審東京地裁判決を取り消し、請求を棄却した。

 判決によると、鈴木会長は、SAJの規定にある役員選出委員会の推薦がないまま評議員会で選任された。設楽裁判長は役選委について「内部対立から十分機能しない状態が続いていた」と指摘。役選委による候補者推薦は困難、とした評議員会の判断を「合理的な理由がある」とした。

 SAJは「主張が認められ勝訴した結果には納得」とコメントした。