<ボクシング:全日本女子選手権兼ロンドン五輪予選日本代表派遣選手選考会>◇最終日◇11日◇広島市中区スポーツセンター◇ライト級決勝

 20歳の「卑弥呼の星」が圧勝した。ライト級の釘宮智子(平成国際大)は、初戦だった準決勝に続く2回RSC(レフェリーストップコンテスト)勝ちで優勝。08年のバンタム級Bから全日本4連覇(11年は東日本大震災で中止)となり「相手が1回の途中からバテて2回で息切れしてたから、ちょっとまとめにかかりました」と、余裕を見せた。

 故郷の奈良・桜井市から約50人の応援団が来場した。同市の箸塚古墳は女王卑弥呼の墓と言われることもあり、会場には「卑弥呼の星

 釘宮智子」の横断幕が掲げられていた。「朝5時に奈良を出たみたいで。力になったし、その前で格好良く決められるとこを見せられた」と胸を張っていた。