<競泳:短水路日本選手権>◇最終日◇12日◇東京・辰巳国際水泳場

 男子50メートル平泳ぎは、岡島佑樹(19=国士舘大)が26秒66の日本タイ記録で優勝した。五輪代表選考会へのステップとして今大会に臨む選手が多い中、短距離のスペシャリストは「(五輪ではない)50メートルの選手ですから」とロンドン五輪には無関心。コーチからは「100メートルで五輪を狙え」と言われるが「拒否ってます」と笑わせた。

 練習量は1日2000メートルと極端に少ないが「ベンチプレスは120キロ。水泳に役立ってるかは分かりませんが」と再び笑わせ「200メートルのベストは2分19秒台、(渡部)香生子ちゃんにも負けてます」で爆笑を誘った。「(50メートル種目のある)世界選手権が目標。日本人の強いところを見せたい」と、五輪とは違う場所での世界一を目指して話していた。