<W杯ショートトラック>◇12日◇オランダ・ドルドレヒト

 今季最終戦を行い、女子1000メートルで今季2勝した24歳の酒井裕唯(岐阜ク)が総合優勝した。日本スケート連盟によると、開催14シーズン目のW杯で日本選手の総合優勝は初めて。

 酒井のコメント。「昨日は決勝に残ることができたが、今日はB決勝(5~8位決定戦)だったので、ちょっと不本意。でも連戦で疲れもあった中でここまでできた。自信になるし、世界選手権にもつながると思う」。

 ◆酒井裕唯(さかい・ゆい)今季急成長し、昨年10月のW杯開幕戦の1000メートルで日本女子初の優勝を果たすと、同12月の名古屋大会で2勝目をマークした。500メートルで10年バンクーバー冬季五輪は予選で敗退して17位、11年冬季アジア大会は3位。早大出、岐阜ク。161センチ、57キロ。24歳。長野県出身。