<W杯スキー:モーグル>◇第10戦◇19日◇新潟・苗場スキー場

 デュアルモーグルを行い、女子で今季、2季ぶりに復帰した上村愛子(32=北野建設)が2位に入った。表彰台は10年3月の猪苗代大会(福島)以来。予選2位で通過し、順調に勝ち進んだ決勝でオードリー・ロビショー(カナダ)に敗れた。伊藤みき(北野建設)が3位。21歳の村田愛里咲(北翔大)は8位。

 上村は「こんなに早く表彰台に乗れるなんて思ってもいなかった。若い選手の絶対勝ちたいという強い思いを見て刺激された。それが決勝に進むパワーに変わったのかなと思う」と話した。3位決定戦で、伊藤に敗れたハナ・カーニー(米国)が、2季連続3度目の種目別優勝を決めた。

 男子は予選を通過した4人全員が1回戦で敗れた。パトリック・ディネン(米国)が今季初、通算2勝目を挙げた。