<ラグビー・トップリーグ・プレーオフ:パナソニック37-25東芝>◇19日◇東京・秩父宮ラグビー場◇準決勝

 パナソニックは持ち味の堅く、粘り強い守備でV2に王手をかけた。前半9-3から後半開始早々にモールでトライされたが、8分にカウンターからWTB北川が自らパントを抑えて初トライ。その後はゴール前に攻め込まれながら、積極的な守備、タックルを浴びせる。CTBフーリーがこぼれ球を拾い、11分に50メートル、22分には90メートルの連続独走トライを挙げた。

 「チームでの守備で頑張った。たまたまボールが転がってきた。前に出た守備がトライに結び付いた」とフーリー。中嶋監督は「次もしっかり準備し、我慢して我慢して勝ちたい」。決勝の相手はサントリー。リーグ開幕戦で敗れた雪辱での優勝を狙う。