Wリーグのプレーオフ決勝の記者会見が23日、JX、トヨタ自動車の監督、選手が出席して都内で開かれた。先に3勝を挙げたチームが優勝となり、JXは6年連続出場で4連覇を、トヨタ自動車は3年連続の出場で初優勝を目指す。

 3年連続の顔合わせに、JXの内海知秀監督(53)は「トヨタは外角のシュートを持っている。爆発力があるので警戒していかないと。我々はケガを抱えている選手がいるが、チームとしての力を出していきたい」、トヨタ自動車の丁海鎰監督(53)は「うちは過去2年間の決勝は勝っていない。まず1勝するのが大事。勝ったら変わるんじゃないか。5戦目まで長く長く戦いたい」と話した。

 昨年は第1戦後に東日本大震災が発生したことを受け、プレーオフは途中で中止。レギュラーシーズンの結果で優勝チームを決めた。昨年と同じカードの決勝となったことについて、日本代表のJX大神雄子(29)は「昨年ああなってから、個人もチームも、またこの舞台に立ちたいと思ってやってきた。相手はトヨタさんでなくてはダメだと思っていた。それが日本の皆さんに元気を与える一番いいカードだと思っていました」と士気を高めていた。