柔道のGPデュッセルドルフ大会に出場した男女日本選手が24日、成田空港に帰国した。左肘手術からの復帰戦だった男子100キロ超級の鈴木桂治(31=国士舘大教)は、準々決勝で昨年の世界選手権3位の金成民(韓国)を下したが、試合勘不足から準決勝で格下選手に裏投げで一本負け。3位の成績に「金しか上位がいなかったので、もっと勝ちたかった。もったいない」と悔しがった。

 それでも、試合前は不安もあった左肘だったが「全然大丈夫」と、戦える手応えも感じた。ロンドン五輪の代表争いで「全然あきらめる気持ちはない。(最終選考の大会まで)あと2カ月、やるだけのことをやりたい」と意欲を見せた。