飛び込みの日本代表が28日、ロンドン五輪出場枠を懸けたW杯(ロンドン)から成田空港に帰国した。

 選考基準が何通りかに解釈できる不備から、五輪代表は3月の常務理事会で最終決定されるが、女子高飛び込み決勝で7位に入った中川真依(24=金沢学院大大学院)は、2大会連続出場が確実。「最後のチャンスで絶対に失敗することができない中(日本水連の)基準をクリアできたので本当に良かった。自信を持って飛ぶことができた」と喜んだ。五輪会場で行われたW杯は、新しい施設だったが「日本のプールに似ていて、飛びやすかった」と手応えも感じていた。

 また、男子板飛び込みで11位に終わった寺内健(31=ミキハウス)は、五輪出場枠こそ獲得したものの、日本水連の派遣基準をクリアできなかった。5大会連続五輪出場が厳しくなり「はっきり言って、レベルが高かった。予選、準決勝の残り方が悪く、決勝で得点が伸びなかったのが悔やまれる。やることはやりました」と前を向いて話した。