国際オリンピック委員会(IOC)は13日、スイスのローザンヌで理事会を開き、組織運営で問題を抱えるインドとパナマの国内オリンピック委員会(NOC)の資格について討議したが、結論を持ち越した。

 インドのNOCは、カルマディ会長が2010年にニューデリーで開催された英連邦大会の不正経理にかかわったとされながら会長職にとどまっている。しかし、同会長はNOCでの実権が停止されているため、処分を見送った。

 2つの組織が正当性を主張するなど混乱が続いていたパナマについても、さらに状況を分析することになった。