日本ラグビー協会は14日、都内で7人制のワールドシリーズ香港大会(23~25日)に参加する日本代表メンバーを発表。東福岡FB藤田慶和(18)ら12人が選ばれた。村田亙監督(44)は選考について<1>世界に通用するか<2>フィットネスなど準備ができているかを優先したという。

 前日まで神奈川県内で候補選手の合宿があり、村田監督は最も成長した選手に藤田の名を挙げ「とても18歳とは思えない走り、ハンドオフで、セレクションマッチでも2トライした。体もできている」と話した。主将の山内貴之(25)も「世界に通用する度胸がある。物おじしないし、走りきってスコアにつなげてくれる」と、藤田に期待していた。

 同大会で日本は、コアチーム(シード)昇格を目指すグループ2に出場。好成績でコアチーム入りできれば、来季ワールドシリーズへのフル参戦が可能になる。

 代表選手は以下の通り。

 アリシ・トゥプアイレイ(キヤノン)正面健司(神戸製鋼)宇薄岳央、豊島翔平(以上東芝)桑水流裕策(コカ・コーラウエスト)山内貴之(トヨタ自動車)ロテ・トゥキリ(北海道バーバリアンズ)笹倉康誉(パナソニック)坂井克行(豊田自動織機)鶴田諒(NTTコミュニケーションズ)彦坂匡克(筑波大)藤田慶和(東福岡)

 主将は山内。