今月末の世界ランキングでロンドン五輪出場枠が決まるフェンシングの男子フルーレ団体で、日本の五輪出場が確実になったことが15日、分かった。個人戦でも自動的に3枠が与えられる。

 男子フルーレ団体は18日にドイツのボンでワールドカップ(W杯)が開催される。このほど発表された最新ランキングで日本は5位になり、この大会の結果に関係なく、アジアで枠を争う8位の韓国を上回ることが確定した。日本協会も「数字上、日本の五輪出場が確認できた」とした。

 男子フルーレは北京五輪では個人だけが実施され、太田雄貴(森永製菓)が銀メダルを獲得した日本の有望種目。日本協会の張西厚志専務理事は代表3人の選考方法について「1、2番手は個人ランキングを重視し、3番手は団体で金メダルを狙うために可能性が高い選手」と説明した。個人の世界ランキングは太田が17位、千田健太(ネクサス)が18位で続く。