<バスケットボール・第25回都道府県対抗ジュニア大会:東京A62-56兵庫>◇2日目◇29日◇男子決勝トーナメント1回戦◇東京体育館◇日刊スポーツ新聞社後援

 優勝候補の東京Aが、苦しみながらもベスト8に進出した。相手の兵庫は前日、ゲーム終了間際の連続3点シュートで静岡に奇跡の逆転勝ちをし、波に乗るチーム。この日も前半の22点差から、残り3分を切って兵庫が一時逆転リードを奪った。しかし東京Aは慌てず、天利優介(京北中2年)が思い切りの良いプレーでリバウンドを取るなどして再逆転し、最後は突き放した。

 前日の兵庫の試合を見ていたという伊勢竜太監督(36)は「兵庫は昨日とプレースタイルが変わっていた。(連続3点シュートの)4番(垣崎)、そして7番(桑田)に外からの思い切りがなくなっていたので慌てなかった」と辛勝にも自信を見せた。

 東京勢は女子A・Bと男子Bが予選で、まさかの敗退を喫し、男子Aへの期待は大きい。そんな状況にも同監督は「明るく元気で能力があるのがAチーム。みんなが見てくれているので、選手は盛り上がっています」と、優勝にまっしぐらといったところだった。