2020年夏季五輪招致で4月にモスクワで行われる5都市の招致プレゼンテーションで、04年アテネ五輪競泳女子800メートル自由形の金メダリスト、柴田亜衣さん(29)が東京招致委員会のプレゼンに起用されることが30日、関係者の話で分かった。

 プレゼンは各国オリンピック委員会連合(ANOC)総会で行われ、各都市10分間。柴田さんは選手代表で登壇する。東京招致委関係者は「女性の金メダリストで華もあり、選手中心の五輪を訴えたい」と説明した。

 各都市は最大6人の出席を許される。東京は日本オリンピック委員会(JOC)の竹田恒和会長や荒木田裕子・招致委スポーツディレクターも出席する予定で、英語による特訓を重ねている。