＜競泳：日本選手権＞◇３日目◇４日◇東京辰巳国際水泳場

　９２年バルセロナ五輪女子背泳ぎ代表の稲田法子（３３＝セントラル）が、１００メートル背泳ぎ３位で決勝に進んだ。前半から飛ばし、１分０秒５５でゴール。自己最高記録に「ベストが出ました～、イヤだ～」とおどけてみせた。女子２００メートル平泳ぎで金メダルに輝いた岩崎恭子らと「中２トリオ」として騒がれてから２０年。０４年に引退した後、米国にコーチ留学して再び泳ぎだした。「ロンドンを目指したい」と１０年に本格復帰し、海外で練習を積んできた。１分０秒４８の派遣標準突破も目前だが「５９秒台は出さないと。そのための練習はしてきています」と力を込めて話していた。