2020年夏季五輪の東京招致を目指し、プレゼンテーションに参加するため、アテネ五輪の競泳女子800メートル自由形の金メダリスト柴田亜衣さん(29)や東京招致委員会の竹田恒和理事長らが11日、モスクワに向け成田空港から出発した。

 柴田さんは出発前の取材に「オリンピックは感動や勇気を与えてくれる、アスリートにとって最高の舞台。アテネの時以上に力を出して、しっかりスピーチしたい」と意気込んだ。竹田理事長は「世界中の方が思い出に残る安全で素晴らしい五輪にしたい」と話した。

 東京招致委によると、プレゼンは13~15日に開かれる各国オリンピック委員会連合(ANOC)総会で行われ、東京、イスタンブール、バクー、ドーハ、マドリードの候補5都市が参加する。

 一堂に会してのプレゼンは初めて。5月の国際オリンピック委員会(IOC)理事会で、第1次選考が行われる。