<ラグビー:全早慶明東日本大震災チャリティーマッチ>◇15日◇東京・秩父宮ラグビー場

 全早慶明3校がOBと現役選手の混成チームで対戦したほか、チャリティーオークション、3校の監督によるトークショーなどが行われた。

 前日14日には関東ラグビー協会会長で早大ラグビー部OB会会長の志賀英一氏(享年74歳)が、心不全のため千葉県内の病院で死去。志賀氏が昨年の本大会立ち上げに尽力したこともあり、全早大だけでなく3校とも喪章をつけてプレーした。

 早大の後藤禎和監督は、前日14日の夕方にジャージーを渡す際に訃報(ふほう)を選手に伝えたという。試合に対しては、早大らしくディフェンスと勝利へのこだわりを強調。さらに「震災で多くの方が亡くなり、生き残った者が赤黒のジャージーを着てラグビーをやる意義を考えて」と選手に話したという。

 試合は40分間ずつの三つどもえ戦で、全早大が33-19で全明大に、17-12で全慶大に勝って2勝。全慶大が29-21で全明大に勝って1勝1敗、全明大が2敗だった。

 また志賀氏の通夜は16日午後6時から、葬儀・告別式は17日午前10時から、いずれも千葉県船橋市・セレモ船橋駅北口ホールで行われる。