国際オリンピック委員会(IOC)のロゲ会長は15日、各国オリンピック委員会連合(ANOC)とIOC理事会の合同会議で、五輪開会式での花火の使用について「大きな祝い事と二酸化炭素排出量のバランスを取ることが必要だが、適切な解決策が見つけられるだろう」と述べ、環境に配慮しながら今後も容認する考えを示した。

 2年前の総会でも花火使用の環境への影響に懸念を示したスリランカ代表の意見に応じた。ロゲ会長は、スリランカの指摘を「ロンドン五輪や(2016年の)リオデジャネイロ五輪の大会組織委員会にも伝えた」と話した。