日本体協は18日の理事会で、役員人事をめぐる内紛が長期化している日本クレー射撃協会に対し、加盟団体規定などに基づき、倫理委員会で処分案を検討することを決めた。岡崎助一専務理事は「紛争が3年以上にわたって長期化しており、不適切な協会運営といえる」と説明した。

 規定で定める処分は退会が最も重く、資格停止、勧告、指導がある。

 クレー協会は役員改選をめぐる新旧執行部の訴訟で、現執行部が文部科学省の仲介による解決を条件に上告を取り下げる方針を3月に決めた。岡崎専務理事は「執行部の一本化に向けた動きにも期待している。動向を見極めつつ(倫理委で)対応を考えていきたい」と述べた。