国際スケート連盟(ISU)のチンクアンタ会長が20日、東京都内で記者会見し、2014年ソチ冬季五輪で初採用されるフィギュアの団体戦は、フリーで選手交代ができることを明らかにした。

 日本は男女で複数の五輪出場枠獲得が見込まれ、例えば団体戦の女子ショートプログラム(SP)に起用した浅田真央(中京大)をフリーで安藤美姫(トヨタ自動車)に代えることが可能となる。交代は2種目まで認められる。

 ペアの高橋成美(木下ク)マービン・トラン(カナダ)組の五輪出場については、現状では国籍が違うため「国際オリンピック委員会の規則上、非常に厳しい」と話し、特例を認める可能性を否定した。